睡眠中に一時的に呼吸が停止状態であり、繰り返し起こることで睡眠の質や健康に影響を及ぼす可能性があります。症状に合わせて、個別の計画を立て治療を行います。
- いびきやゼーゼーといった症状が異次元にでる。
- 睡眠中に突然目覚めることがある。
- 眠気や疲労感が日中に続く。
- 集中力や記憶力の低下がみられる。
- 頭痛や不眠症、イライラなどの症状がある。
このような症状が続くときには、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。早期の診断と適切な治療が必要です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)に罹患していると、良質な睡眠がとれず、日中の活動性や労働の質、運動能力などが低下することはもちろん、高血圧や虚血性心疾患、糖尿病などの生活習慣病を高率に合併し、生命予後に影響をあたえることが明らかになりました。
OSAS(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:閉塞性睡眠時無呼吸症候群)は、日中の眠気・集中力の低下などから社会生活にも影響を及ぼすと言われています。
OSASの治療器であるCPAP(Continuous Positive Airway Pressure,持続陽圧呼吸)の患者数は年々増加しています。
患者年齢
患者の年齢層は40代から増え始め、ピークは50~60代と就業世代中心です。
女性は50代以降から増え始め、60~70代が多い傾向が認められます。
睡眠時無呼吸症候群治療の流れ
睡眠時無呼吸症候群の確定診断には、まずスクリーニングと簡易検査を行います。
- 診察
- 自覚症状
問診
▼
- 検査・診断
- スクリーニング
簡易検査
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- 治療
- 個別の治療計画
→治療開始
料金について
3割負担の場合
まず初診外来を受診し問診、心電図検査や胸部レントゲン、血液検査などスクリーニングに必要な検査を受けます。検査の内容によって左右しますが、健康保険3割負担の方で約4,000円ほどです。
また簡易睡眠検査を自宅にて行う場合は、約3000円かかります。検査後、診断の上CPAP治療を受ける場合は月に一度の診察と機械の貸し出しで毎月約5,000円かかります。