花粉症は、アレルギー性鼻炎の一種で、特に植物の花粉が原因となってくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状を起します。
スギ・ヒノキの花粉が有名ですが、アレルギーを引き起こす植物はスギ・ヒノキ以外にもたくさんあります。
特に原因を知りたい方は血液検査も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
花粉症治療薬は、内服薬と鼻スプレーがあります。
内服薬
1月下旬頃から飲み始めると効果的です!
一般的に花粉症治療に用いられている抗ヒスタミン薬(一般的にアレルギーのお薬と言われているもの)をスギ花粉の飛散が開始する2週間前(症状の出る前)から飲み始めます。症状が出てから薬を飲み始めるのに比べて、症状が軽くすむことが多いとのデータが出ています。
特に鼻汁、くしゃみが強いタイプの人に効果的です。 スギ花粉の飛散開始は、「一測定点で、1月以降にスライドガラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日とする」とされています。
過去のデータから、関東圏の場合は概ね2月5日~20日の間ぐらいです。年によって2週間程度の差があるため、1月下旬から予防的に薬を飲み始めると良いでしょう。
鼻スプレー
重症の人や鼻づまりが強い人は内服薬との併用が効果的です!
最近、予防効果が明らかになってきているものに、局所ステロイドスプレーがあります。効果が強く副作用が少ないため、症状が強く出る人や鼻づまりが強い人には、内服薬に加えて局所ステロイド薬のスプレーを併用します。
局所ステロイド薬のスプレーは、ステロイドの内服薬と違い使用量がごく微量で体に吸収されにくいため、安心して使用して頂けます。
Point1
外出時には、マスクや帽子を着用
花粉の吸引を最小限に抑えるためのマスクや、髪に花粉をつきにくくするための帽子を身に着けて外出しましょう。フリースなどの花粉がつきやすい素材の服は避け、家に入る前に体の花粉をよく払うことも効果的です。
Point2
洗濯物は家の中に干す
花粉が多い日などは、洗濯物を屋外に干すのを避けましょう。外に干した洗濯物については、室内に入れる前に花粉をよく払ってから取り込みましょう。また部屋干しに比べ風呂干しは湿気が取れやすく、部屋の匂いなどもつきませんのでおススメです。
Point3
こまめな掃除と空気清浄機の活用
どんなに気をつけても、家の中の花粉をゼロにすることはできません。こまめに掃除機をかけ、家の中に花粉がたまらないように注意しましょう。また、ほこり・ダニ・花粉の除去が可能な空気清浄機を使用することも効果的です。
Point4
バランスの良い食事を摂り、よく眠る
花粉症は、アレルギー症状です。ストレスがたまっていたり、体が疲れていたりすると、アレルギーが出やすくなります。栄養のある食事を摂り、睡眠をしっかり取って体を十分に休め、健康な状態を保つことが大切です。
花粉症の原因となる花粉は、季節を問わず、いつでも花粉が飛散しています。スギ、ヒノキ、ブタクサなど、花粉がどの期間にどの程度飛散しているのかを花粉カレンダーを参考にしていただき予防にお役立てください。 特に関東は、花粉の種類も多くなっており、春先にピークがくるスギやヒノキ科、秋のブタクサ属を始め草木花粉の時期も長いので、症状を少しでも軽くするためには、しっかりとした対策が必要となります。
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ハンノキ | ||||||||||||||||||||||||
スギ | ||||||||||||||||||||||||
ヒノキ | ||||||||||||||||||||||||
イネ科 | ||||||||||||||||||||||||
ブタクサ | ||||||||||||||||||||||||
ヨモギ | ||||||||||||||||||||||||
カナムグラ |
木本の凡例(個/cm²/日)